自分の命の繋がり 
命の使い方 
1つ1つの選択

生まれる前から 
繋がってきたこと

今 生きている自分が 
繋げていくこと…

19世紀から24世紀の500年という時間の中で、関連し合う6つの時代の物語。

【クラウドアトラス】という映画、知っていますか?

原題/Cloud Atlas

ー作品データー
制作年/2012

制作国/ドイツ/アメリカ

内容時間(字幕版)/172分

内容時間(吹替版)/172分

ジャンル/アクション/冒険・SF/ファンタジー

何年ぶりかで、突然観たくなって、長いから2日に分けて観た。

3時間近くもあるのに、観終わったらもう1回観たいって思う。
不思議な映画。

映画の内容については、とても語れない。
それぞれの人の物語、人と人の縁、関係性、、、
時代を越えて連なるもの、影響し合っているもの。

輪廻転生をテーマに扱っているので、公開当時の興行的には失敗だったらしい。
でも、本当のことが散りばめられてると思う。
初めて観た時にそう感じたし、今回はまた深くそう思った。

22世紀のネオソウルという都市では、統一政府が全てを管理コントロールしてる。
クローン人間は奴隷として働き、期間が過ぎたら肉体は工場で再利用されていく。

その文明が崩壊した後の時代、24世紀のハワイでは、無法地帯で古代のように生きる人々。野蛮な民族が集落を襲い、知識、化学、科学、、、いろんなものが無いから、ソンミという女神を崇拝している。

そのソンミとは、、、?(ネタバレになるので書けない)。

印象に残る言葉やシーンは幾つもあるけど、今の私にとって強く響いたのは、悪魔オールド・ジョージー。文明崩壊後を生きるザックリー(トム・ハンクス)の耳元でいつも囁く。

嫉妬心、執着心、金銭欲、高慢、嘲り、恨み、怒り、憎しみ、恐怖心、愚痴、不平、不満、猜疑心、、、

オールド・ジョージーは、人の弱いところに付け込んで囁いてくる。 
この囁きに屈してしまうのか、耳を貸さずに信念や良心を勝たせるのか。

自分に自信が持てない時ほど、私もこの囁きが纏わりつく。

〝お前には価値なんてない“ 
〝お前はどうせ愛されない“
〝お前は何の役にも立たない”

こういう囁きは、人によっていろいろだと思う。 
オールドジョージーの言葉は、その人が持ってる恐れなんだろう。

そしてそれは単純に、幼少期の経験のせいだけじゃないのかも知れない。

ずっと昔や、 
ずっと未来の経験が、

魂に刻まれていたり、
潜在意識で繋がっているのかも知れない。

人生の質も、尊さも、長さなんかじゃない。

オールドジョージの囁きに、 
これまでと同じように屈するのか

今度こそはと、
信念や勇気、愛の一雫を
この世界に残すのか。

太古を生きた 
私たちの選択が

今の世界を創ったのなら

未来を生きる 
私たちのために

どんな影響を残すのか

そんなことへ、思いを馳せた映画でした。

そしてこの人生が終わる時
ザックリーの最後の台詞のように 

この人生での奇跡を 
愛おしく抱いていたいと思いました。


各時代のストーリーに、同じ役者さん達が登場します。
特殊メイクだったり、性別が変わってたりして見つけるのが難しい人もいます。

また、数百年の時を経て、人から人へと渡っているアイテムもあります。

考察サイトも併せて読みながら、楽しむのもおすすめです。

私のイチオシの映画はマトリックスなんですが、クラウドアトラスは同じ監督です。
今年はマトリックスの新作が出るんですよね。観れるといいなぁ。

▼Amazon (プライムに追加されています)
https://amzn.to/3AcAAoH

▼クラウドアトラス考察サイト 
https://filmest.jp/cloudatlas/

▼クラウドアトラス予告編 
https://youtu.be/XPQTWE-uj5k