奈良県五条市に、金剛乃湯というお気に入りの温泉があります。
地下1300mからくみ上げた天然温泉100%の温泉で、近隣では一番好きな泉質です。

ここの露天風呂に、にやけ顔の大国天さんが座ってはります。
うまい具合に他にお客さんがいない時は、この大国天さんとお話するのが私の密かな楽しみなんです。

私は、スピ系とかいう分類?ジャンル?はあまり好きではありません。
人はそもそもスピリチュアルな存在でしょ?そっちが本体でしょ?
と思ってるからです。

子どもの頃から感受性が強くてイヤな顔をされたりしていましたが、肉眼では視えていないけど確かに在るものを、私たちは日々の暮らしで活用していますよね。

だから、自分が視えているもの、感覚としてはっきりと受け取っているものはとても信頼しています。

そして、鉱物や植物と対話する時、とてもリラックスして集中できて、ものごとがシンプルに本質的に捉えられるなぁと感じています。

これは私の個人的な感覚ですが、人はどうしても感情と思考が入り混じっているので、そこから受け取るものも大きく、エネルギーを消費するんです。

でも鉱物や植物って、とてもシンプルな意識で返してくれるから、楽なんです。
動物は感情もあるけど、でも人よりもシンプルで素直だから分かりやすい。

そんなわけで、私は自分の思考のゴミを掃除する時にはマインドフルネス瞑想、自分と対話をする時は温泉に浸かりながら、露天風呂に大抵は置いてある大きな岩とかを相手に黙ってお話することが多いです。

ここの大国天さんは石像だから石だけれど、岩とは違うエネルギーです。
やっぱりちょっと、人格っぽいものがある。
岩へ問いかけた時よりも、もうちょっと言語化?会話?のように返ってくるので、対話しやすい。岩以上、人以下(笑)。

前置きが長くなりました。
最近、大国天さんを相手に自分と対話した内容を、読みやすいように脚色してみました。

【宝が何か分かっているか?ー大黒天さんが教えてくれたこと】

私は質問しました。
その時に抱えていた課題について。

か「どうすればいいの?いい方法があるの?」

最初に返ってきた言葉は、

大「思うようにやったらええ。でも、楽しんでやらなあかんで。」

か「なるほど。楽しむってことをちょっと忘れてた。
 思うように、というのは、何でもいいってこと?」
 
大「宝探しや。宝が何か分かってるか?この袋から何が出て来てほしい?
この小槌を振って出て来てほしいもんは何や?それも分からんと探そうとしてるんちゃうか?」

か「ほぉ。確かに。元の目的より目先のことに意識が向きがちやったかも。
え?でも忘れてはないよ。本当の目的を見失ってるわけじゃない。」

大「目的てなんや。宝はなんや?って聞いてるんやで。」

か「宝、、、?」

大「宝や。宝っていう漢字をよう見てみ。」

か「宝は、王様が何か大事なものを家の中に持ってるような感じ?
王様って言ったら、自分やんな。1人1人の自分。
自分が大事に持ってるもの・・・?・・・あ、そうか。なるほど。
やるなぁ、大国天さん。さすがや。」

恵「せやろ?ただここに座ってにやにやしながらみんなの裸見てるだけや思てたやろ。」

か「笑。いや、それはそう。にやにやし過ぎ。」

恵「うるさいわい。ほな、宝探しってどういうことか分かったやろ?」

か「ありがとう。よくわかった。思うようにしたらいいという意味も分かった。
南無阿弥陀仏。」

こうして、その数日思考でこんがらがっていたものを、整えることができたのでした。

○まとめ

宝探しというのは、その宝が何で、在り処がどこかの目星をつけてやるものですよね。
何が宝か分からないのに、場当たり的に探してみたって、何を見つければいいのかも分からない。見つけてるのに、それが宝と気づかず捨ててしまってるかも知れない。

人生は宝探しというけれど、そもそもその宝とは何なのか?が大事なんやでって大国天さんは教えてくれました。

①自分にとって宝とは何か?

②そしてその在り処はどこか?

③それを知った上で、どこの何を探そうとしているのか?

自分探し、宝探し、事業を進めるための策探し。
どれも、本質は同じだった。
私にとっての宝を捉え直した時、その在り処も知っていることに気づいた。
そして、すでに持っていたことにも気づきました。

その上で、どのような目標を立ててどう行動していくか?を模索する。

↓ここ、ものすごく重要
「無いものを得るためにやると、不足不満、欠乏のエネルギーを引き寄せる。
在るものを現すためにやるなら、安心満足、楽しいエネルギーを引き寄せる。」

まず自分を起点、中心に置き、自分はどんな周波数を発しているか?
同じ行動をしても人によって現れ方が違うのは、内側から出しているものが違うから。

ってことだと思いました。まる。